日経平均予想 季節性 Seasonal Index
2012年の日経平均がどう動きいつ高値になり、
安値が来るか貴方は予想できますか?
わたしはまったくわかりません。
ですが、転換日はわかります。
転換日とは、相場が上昇から下降に、下降から上昇に変わった日のことです。
図 転換日
ただし、このレポートはその転換日が高値になるのか、
安値になるのかは分からないのです。
高値、安値が分からないのに
何故転換日は予想が出来るのか?
と思うでしょうが
アノマリー、季節変動というものがあります。
相場の見方としてよく知られているのは、
『過去の値動きから相場を予想するテクニカル分析』 と、
『景気や、企業の財務体制や業績予想を分析して、
相場を見通そうというファンダメンタル分析』
の2種類が主に知られていると思います。
ですが、もうひとつ相場の見方が存在します。
それがアノマリーと呼ばれるものです。
テクニカル分析、ファンダメンタル分析では説明出来ない現象、
経験則からなる分析方法のことを言い、相場を予測しうる三つめの技術になります。
アノマリー[anomaly]
変則的で理論では説明出来ない株価の規則的な現象。
アノマリーとは、テクニカル分析
ファンダメンタル分析等の投資理論では説明が出来ないが、
経験的な規則性のある価格変動をする事をいいます。
その代表的なものが『季節性』又は『季節変動』と呼ばれるもので、
相場の季節に関するものです。
株では夏場に猛暑が多いと、ビールやエアコン等需要が多くなり、
関連した株が上昇するや、
格言だと、
『12月の株価は安く、1月の株価は高い』、
『お盆の閑散相場』等、1度は耳にするものだと思います。
ただ、夏場のビールやエアコンの需要は分かり易いとして、
格言のほうは、何故と思うものかもしれません。
この二つの格言の解説を見てみると、
『12月の株価は安く、1月の株価は高い』
損失の生じている株を12月に売却すれば、
その損失によって節税効果になり、
また、クリスマス休暇で低調な動きに成り易いのです。
その売りが一巡する事によって、1月の株価は高くなる。
『お盆の閑散相場』
8月はお盆の前後で、夏休みシーズンのため投資を控える。
また、価格を大きく動かす材料が出づらく、出来高が低下して活気が無くなる。
夏枯れが起こるとも言う。
説明を読むと、「なる程」と納得出来ないものでもないように感じます。
ただ、格言の中には、合理的な説明がないものも多く、
明確な根拠がない物も多いため、
テクニカル分析、ファンダメンタル分析に比べて、あいまいな所があるので、
信用出来ないと思うかもしれませんが、使えるものなら何でも使うべきだと思います。
実際の所はどうなっているのかというのが一番大事です。
格言のとおりでもいいですし、新たなパターンを見つけられたなら、
それは投資に生かせるものだと思います